かつお節をおごったな by時そば
昨日の事、いつもお願いしている鰹節業者さんが
いつものように鰹節を納入していったのですが、その際に来年の日めくりカレンダーと
もうひとつ これ↓
なんだか鰹節組合とかで作ったポスターっぽいです ^^;
これ、店にはれってことなんですかね~
まあ、出前店の富泉にはあまり関係ないですが、
落語とかに馴染みのない私は 「 かつお節をおごったな 」っという言葉が
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でしたので、自分でちょっと調べたのと、
知人で江戸時代の事、蕎麦のことなどなどにとても詳しい
毎度お世話になっている方に質問してみました。
どうやら意味としては咄家によっていろいろらしいのですが、おおむね
鰹節をふんだんに使った、鰹節を贅沢に使ったなどや、
お世話になっているかたのご意見ですと、
「(本枯節のような)上等の鰹節を使っている」
といった解釈をしたほうが良いとのこと。
理由については(以下そのまま・・)
日新舎友蕎子が寛延四年(1751)に脱稿した「蕎麦全書」には確か、
「近頃は鰹節を使うところが増えた」「著者、友蕎子は精進を好むので生臭い鰹節は使わない」
「鰹節を使うのであればよく枯れたものを使うこと」というようなことが書かれてあったと思います。
青カビをつけて枯らす技術が未熟だった時代、生臭さを嫌う人は節をつかわないつゆを好んだのでしょう。
明治時代になって本枯節が登場すると、
生臭さのある「荒節」よりも上等な、枯節のなかでも最高級のもの、ということになりました。
なので、江戸時代の設定の「時そば」ですが、
この落語が明治期に作られたことを考えれば、「かつぶしをおごった」は、
「(本枯節のような)上等の鰹節を使っている」と解釈したほうがいいように思います。
とのことでした。
いずれにしても、まあ美味しいそば汁ってことのなのでしょうね ^^*