そば屋回帰
最近、新規出店のそば屋さん、
または、一連の手打ちブームで手打ち一色に
変貌を遂げた、そば屋さん達。
私の知っている限り、苦戦されているところが
わりかし多いような気がします。
苦戦される理由の一番は、
手間暇かけたわりにはお客様が少ない。
次に効率が良くない。
と、大きくはこんな感じでしょうが、
それはそうだと思います。
店の主人ひとりが手打ちで営業では、
いずれ体に負担がかかってくることは目に見えますし、
人を雇うにも人件費は高く、募集しても入ってこない ^^;
これって、時代はまわっているんだと思うんですよ。
江戸時代→明治→大正と移り変わるにつれ、
徐々に機械打ちのそばが主流になりました。
昭和になると、ほとんどのそば屋さんが機械打ち。
時代が平成になり、また回帰して手打ちブーム。
が、営業的にうまくいかず。。
手打ちそば。
上手が作れば美味しいです。
が、名人とうたわれるひとが果たして数年で
そのようになったとは考えられませんし、
また、そうなる前のそばというのは
極端な言い方をすると「 商品 」と呼ぶには
本来はふさわしくない気がします。
機械打ちのそば。
これも上手が作れば美味しいです。
下手な手打ちよりもうまい。
そして営業効率も良い。
昔の人が何故手打ちの技術を捨て、
機械打ちに変化したか。
もちろん、様々な制約のもと機械化したこともありますが、
理由は効率化。です。きっと。
平成の手打ちブームののち、
きっと機械が主流の時代がくるのではないでしょうか。
まあ、これは憶測にすぎませんが